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アップルコンピューター (NASDAQ:AAPL) 第2四半期収益発表

4/24/2014

 
アップルコンピュータ(NASDAQ: AAPL、以下アップル)の第2四半期(4月23日発表)の収益結果は市場予想を大幅に上回る結果に。それに伴い翌日の株価は8.2%上昇して$567.77の値をつけた。2012年に$700の値をつけてからの収益発表は数字に乏しいものがあったので、久しぶりの収益発表後の大幅な上昇に投資家は喜んだに違いない。

では今回どのような数字が投資家を喜ばせたのか?

まずは収益結果。一株あたり前年同時期を15%上回る$11.62の収益で、 市場予想の$10.18を大幅に上回る。

次にiPhoneの販売台数が市場予想(385万台)を上回る437万台を販売したこと。

そしてテクノロジー会社の利益率を計る重要な要素、Gross Margin。前四半期の37.5%から39.3%に上昇。

$300億ドル追加の自社株買いの実施。合計で$900億ドルの自社株買いが2015年まで続く。

加えて配当金の上乗せ。前回の15%の上昇率には届かないが、8%の上昇で四半期あたり$3.05から$3.29に、1年に換算すると一株あたり$13.16の配当金額になる。

最後にストックスプリット。ひょっとしたらこのニュースが一番のインパクトがあったかもしれない。アップルの株式分割(スプリット)は2005年以来。その時は2:1のスプリット。今回は7:1という珍しいスプリット。アップル1株の保有につき、6月2日より6株増えて7株になる。もちろん100株を保有していたら700株になる。そのかわり株価は7分の1になる。

しかしながら、この7:1スプリットは投資家やアップルにとってもとても分かりやすい株価になるかもしれない。アップルの株価最高値は2012年の9月19日の終値で付けた$702.10。それを7で割ると約$100になる。現在の株価が$571で(4月26日の値)、それを7で割ると約$81。$19の上昇、または$100に達した時点でアップル株の最高値に到達したことになる。これは株価のよいモチベーションになるかもしれない。

また7分割によって、アップル株がダウジョーンズの仲間入りする可能性が高くなる。アップルはもともと超優良企業なのでダウに入るのに問題ない。いままで障害になっていたのは、その株価の高さ。ダウの値は株価が高いほど指標に影響を与えるスケールアベレージ。今のアップルの株価ではダウ指数に影響力がとても高いので、とてもダウに入るのは難しい。(ちなみにアップルの時価総額はNASDAQで飛び抜けての1位なので、ウエイトアベレージのNASDAQ指数への影響は大。たまに、NASDAQに含まれるすべての株価が大幅下落しているのに、アップル株が大幅上昇したことで、NASDAQ指数がプラスになることが起きる。

今回のアップル収益発表は近年で一番の結果になったかもしれない。それに加えての、追加の自社株買いや株式分割。ダウに仲間入りするかもしれないというニュース。ちなみに、CNBCの投資家に対する意識アンケートでは78%がスプリット後にアップル株を購入すると答えている。iPadの販売台数の減少など数字もあるが、新しい製品の登場や今回の収益発表のニュースを考慮すれば間違いなくアップル株は今後上昇する確率の方が高いかもしれない。


Akira Kondo is long AAPL. 

参照:
CNBC, "Would you buy Apple after the split?" at April 25, 2014
http://www.cnbc.com/id/101614650

Akira Kondo, "PE Multiple Analysis" 


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