上海株式総合指数(Shanghai Stock Exchange Composite Index、以下SSE指数)の上昇が続いている。昨年からの原油価格下落に伴いその指数は年末に近づくにつれぐんぐん上昇し、2014年の上昇率は55%以上となった。アメリカS&P 500や日経平均がそれぞれ約12%、10%の上昇だったので、上海指数の55%上昇は驚異的に見えたに違いない。新聞やインターネットの経済欄では「中国経済減速」のニュースでにぎわっていたにもかかわらず、なぜ55%も上昇したのか?
まずSSE指数の構成を簡単に見てみよう。SSEは上海株式市場に上場したすべてのA株と B株の総合指数である。A株と B株の違いは、前者が人民元での売買になり、後者は外貨での売買になる(上海市場でB株の売買で必要な通貨は米国ドルで、深圳市場では香港ドルにて売買となる)。今年1月9日現在、990社がこのSSE指数に含まれている。このSSE指数は中国経済のバロメーターと言ってよいだろう。もちろんこのSSE指数は、中国にある約1,000社の将来の企業価値を総合したものなので、将来の中国経済を反映している。では、いったい何がこのSSE指数の上昇に貢献しているのか?<続きを読むーこちらをクリック>
まずSSE指数の構成を簡単に見てみよう。SSEは上海株式市場に上場したすべてのA株と B株の総合指数である。A株と B株の違いは、前者が人民元での売買になり、後者は外貨での売買になる(上海市場でB株の売買で必要な通貨は米国ドルで、深圳市場では香港ドルにて売買となる)。今年1月9日現在、990社がこのSSE指数に含まれている。このSSE指数は中国経済のバロメーターと言ってよいだろう。もちろんこのSSE指数は、中国にある約1,000社の将来の企業価値を総合したものなので、将来の中国経済を反映している。では、いったい何がこのSSE指数の上昇に貢献しているのか?<続きを読むーこちらをクリック>