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Life with Tesla
テスラ
・
モデル
X
初めてのユーザー車検に行ってきた
2022年5月15日
テスラ・モデルXの3年目、初めての車検がやってきた。あまり車検に詳しくなかったのでGoogleで検索してみると、「ユーザー車検」という単語を見かけ、興味本位に調べてみることにした。もちろん、今まで車検はディーラーでするのが当たり前と思っていた私にとって、「ユーザー車検」の費用(それと車検にかかる時間)にあっという間に心が引かれた。経済学に長らく接してきた私にとって、価格と時間は普段の生活にてとても気にしていることだったので、すぐにユーザー車検をすることを決めた。
(写真:ハイビームの調光を調節するため紙を貼って調整)
まずユーザー車検をするにあたって、テスラ整備工場にて車検に必要になりそうな項目をチェックしてもらうことにした。もちろん、整備の予約はテスラアプリで簡単に予約。当日、いつもお世話になっているテスラ整備工場にモデルXを持って行き、2時間ほど待つことになった。リモートワークだったので、そのまま整備工場のラウンジで仕事をすることにした(テスラ工場のWifiが早くて仕事もとても効率的にできた)。
今回の整備でチェックしていただいたのは、
+ブレーキパッドの消耗度
+ブレーキ液の確認と補充
+ウォッシャー液の確認と補充
+ワイパーブレード交換
+エアコンフィルター交換
+エアコンガス補充
*チャージポートなどの小さな不具合で気になるところがあったが、全て無料で修理してくれた。
点検の結果は特に異常はなく、ブレーキパッドについては前後とも10.0mmで、購入時からほとんど減っていないとのことだった。前輪タイヤは数ヶ月前にテスラで新しいのを購入、後輪は家の近くのタイヤ館で交換してもらった。前者の時に15万円ほどかかったため、後者の時は10万円でBridgestoneのタイヤに交換し、どちらのタイヤも問題なしとのこと。タイヤは3年目での交換だったので、他の車よりは早く交換が来るのかなという感じだ。また、タイヤのサイズも大きいため、それなりの費用もかかるので、近所のタイヤショップに頼むのがベストかもしれない。空気圧など定期的に点検できるので安心感もある。ちなみに、テスラでの車検前点検費用は税込約35,000円だった。
さて、車検当日、名古屋市にある中部運輸局・愛知運輸支局へ向かった。事前にウェブサイトで車検日時を予約をしておくと安心だ。初めてのユーザー車検であったため、車検場に入った瞬間からどこに行けば全くわからず、右往左往しながら受付のデスクにたどり着いた。多くの人がユーザー車検に来るのかなと思ったが、数人が常時列に並んでいるだけで、多くの人は他の用件で来ているみたいにだ。さっそく、受付の人に「継続車検」をしたことを伝えると、必要な書類を手渡され、初めての私に対して親切に記入事項等を教えてくれた。3枚の用紙を渡されたが、その一枚は重量税納付書となるため、印紙代とともに必要ないことを後に教えてもらった(テスラの3年目の重量税は免除になる)。
受付の隣のビルにて、印紙代購入、そして自賠責保険も隣のデスクで購入できた。ここまでで支払った額は、印紙代の1,800円と自賠責保険(2年分)の20,100円となった。これに加えて、「点検整備記録簿」が必要となり、これはコピー機の所に置いてあり、10円でコピーすればよい。ただ自分で点検することになるので、ちょっとややこしい。まず、オイル関係はチェックの必要がないので、わからないところだけはGoogleで調べたりしてチェックしていった(ただ、この後の車検では誰も確認していないような気がした、、)。
全ての書類を記入し最初の受付に戻ると、車検の案内をしてくれる。私が初めてだったため、「何番のレーンに行くといいよ」と親切に教えてくれた。さっそくモデルXを指定されたレーンに持っていくと、何人かのスタッフが声をかけてくれて、「初めて」と伝えると、親切に指示を出してくれた。初めに車体番号を確認したいため、事前にウェブサイトで調べたとおりに、運転席後ろのファルコンウイングを上げて、「サイドシルカバー」を外した(写真参照)。
テスラ・モデルXのサイドシルカバーを外す。
スタッフの方もテスラの車検は初めてではないため、スムーズにサポートしてくれる。ただ、ニュートラル状態からパーキングブレーキの仕方がわからず、後ほどテスラに電話することとなった(すぐに、テスラのスタッフが電話をとってくれて、その仕方を丁寧に教えてくれた。ニュートラルにして、タッチ画面の「安全」から「パーキングブレーキ」をタップすればいい)。そして、ターンシグナル、ハイビーム、クラクション、ハザードなどを実際にチェックし、車検レーンへと入っていく。レーン上にて、40km/hまでスピードを上げ、パッシングしたり、ライトのテストを行っていった。テスト中、スタッフの方が一緒にサポートしてくれてとても助かった。しかしながら、ライトのチェック(ハイビーム)項目で「不適合」となってしまい、テスター屋さんにいくことを指示された。
この時点で、午前11時50分だったため、午後13時以降に再度戻ってくることとなった。テスター屋さんは車検状のすぐ隣にあり、なぜかスタッフの方はライトに異常があることに気づいていた。。慣れているかのように、フランクを開け、パーツを外してライトの調整を始めた。ただ、スタッフ曰く、テスラのハイビームは調光が広がる傾向があるらしく、調整はできないため紙を貼って調光を調節するしかないとのことだった。そのため、ライトに紙がはられ、車検前にテープで止めればいいとのことだった。初めは、そんなんでいいの?と思ったがいいらしい。。日本の車検はすごく細かいなと思っていたが、そうでもないみたいだ(ただ、日本の車検は世界の中でとても厳しいのは間違いない、、)。
ランチを食べて午後13時前に戻ると、すでに数台が前に並んでいた。午前の車検時に「午後は何番に来るといいよ」と教えられていたので、その番号のレーンに入った。再度、車体番号確認のため、「サイドシルカバー」を外した(これが、ちょっとめんどくさい、、)。そして、レーンの中で再度ライトの調光をチェック。最後に、午前中にできなかった、ニュートラルからのパーキングブレーキを実施。無事パスとなり、総合案内所にて新しい車検証とシールが渡された。
初めての車検のため、思ったより時間がかかったが、今後の車検は間違いなく「ユーザー車検」を選ぶだろう。費用が少なくなるし、何より時間がセーブできそうだ(整備工場に足を運んで、台車を借りるよりは間違いなく早いだろう)。もちろん、事前にテスラで車の状態を確認してもらうのも重要だ。
車検後日
翌日、車体底のバッテーリーをカバーする部品が外れていることに気づき、テスラアプリで予約。すると、すぐに連絡が入り、翌日に修理してくれた。3年前にテスラを購入したが、サービスの質がとても上がっていることに実感する。アメリカのカスタマーサービスを悪いと思う人がいるかもしれないが、例えば、時価総額1位Apple(Saudi Aramcoを除いて)のサービスはとにかくすごい。Tech企業とあってもちろんTech-drivenのカスタマーサービスで、顧客の要望、問題をステップバイステップで解決していく。ちなみに、テスラの時価総額はトップ5で、やっぱりそれなりにレベルが上がっているのは間違いない。
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