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Life with Tesla
増税後のスターバックスコーヒー
April 1, 2014
2014年4月1日から日本の消費税が5%から8%に引き上げられた。私の一日はスターバックスのコーヒーから始まる。毎朝のドリップコーヒーから始まり、夕方に時々甘めのキャラメルマキアートやカフェイン無しのコーヒーを飲むのが日課。今日からの消費税8%が私のスターバックス生活に影響があるか考えてみた。
増税前後のトールコーヒーの値段
昨日までのトールサイズのドリップコーヒー(TC)は340円。その内の16円が以前の5%の消費税。実際のTCの消費税無しの値段は324円。今日4月1日、TCの値段は345 円。その内の25円が消費税。なので昨日から5円の値上がりになる。この5円は約1.5%の違いになるので消費税増の半分がTCの値段に含められたことになる。
ちなみに人気商品のキャラメルマキアート(CM)は? 昨日までのトールサイズのCMは430円。その内の20円が消費税。今日のトールサイズCMの値段は442円で、その内の32円が消費税にあたる。この12円は約2.8%の違いになるので消費税分がそのままCMに含められたことになる。
もし私がこれから一年間(午後のCMを諦めて)TCを毎日飲み続けたらどうなるだろうか? 間違いなく結果は年間にして1,825円が余分にかかることになる。そして私の賃金が変わらず今までと同じだったら、5杯のTCを諦めるか、5日間のスターバックスに通うのを諦めないといけない。または小さいショートサイズに変えるのも一つのオプションだが、どちらにしても私のスターバックスでの満足度は下がるだろう。
増税前後のキャラメルマキアートの値段
そして日本の企業が賃金を上げない限り、消費税3%の上げ幅は間違いなく経済にネガティブな影響を与えることになるに違いない。また私もスターバックスでの満足度も下がるので影響を受けることになる。消費者は購入を控えるか、または少しでも安いものを買うことを 賃金が上がる期待を感じるまで考えるだろう。日本の経済は今間違いなく15年以上のデフレからの脱却に向かっている。本当に景気の回復が実感できれば、消費者の財布がまた開く日は近い。
私自身もこれからもスターバックスに通えることを期待するし、また消費税の引き上げがどのように私の生活に影響を与えるか実感してみたい。そして、消費税10%が数年以内に始まるのも気になる。いま日本政府は増税を実施し年々高齢者人口が増える状況に対しての社会保障の整備、そして 国の巨額の赤字を減らすために努力している。それは日本の国民もよく理解していることで、今回のアベノミクスという経済再生の矢がどのように経済に影響を与えるかを慎重に見ている。日本の経済再生は政府、企業、国民が一体になり、理解し合うことで前に進むかもしれない。
最後に、今回のスターバックスの値段改正は企業と消費者が歩み寄るよい例かもしれない。消費税は3%上がったが、TCの値段はその半分の上昇。もしTCの値段が消費税増と同じ3%上がっていれば、年間10杯のコーヒーを諦めなければいけなかったかもしれない。企業の増税に対する努力が今日もスターバックス店内をにぎやかにしているのかもしれない。実際に増税後の今日もいつも私が通っているスターバックス店はとても混んでいた。スターバックスには3%の増税はあまり影響がないのかもしれない。